都心に突進するのだ

お前はどこに行くつもり?
去年から合計6回キリンの国に行っているのですが実はキリンは一度も見ていないんです。って事で新年の出張の時には同行の部下とシンガポールでのトランジット時間を使ってナイトサファリに行きました。
シンガポールでは有名な観光スポットで前にも一度行った事があります。夜行性の動物の生態が間近に見られる場所でシンガポールに行ったらぜひとも行きたいスポットです。ここでキリンが目の前で見られるポイントがあって、今回もその場所はもちろん訪れました。キリンがいる場所はシンガポールでも数少ない熱帯雨林が残っている場所で月明かりに照らされたキリンがジャングルに立つ姿の美しさは、我らが王子がまだ照明が着いていないステージにすっと立った時のような美しさを思い出させるのでありました。
すると突然に王子が、いやキリンが突然にものすごい勢いでこちらに向かって走って来るではないですか!みなさんキリンが自分に向かって来た経験なんてありますか?自分は初めての経験。遠くでも背が高く見えたキリンがどんどん大きくなってきます。この走り方は、きっとリンには自分を好きな人を見分けて近寄る習性があるに違いない!と勝手に思い込む隣で部下が「あっ飼育係だ」と一言。部下が指す目の前の木を見たら飼育係が餌を高い部分に括り付けていました。木の目の前に立ち止まったキリンは美味しそうに餌の葉っぱをムシャムシャ食べだしたのでありました。コンサートでじゅんのが投げた色紙ルがスタンド席に入りそうでUターンしてアリーナに戻っていく脱力感を感じていた事に、部下が気が付くはずがなく、「ここ暗いから他に行きましょう」と言ってさっさと先に進んでしまったのでありました。